消化器内科
1)食道、胃、小腸、大腸の病気
ここは簡単に言うと食べ物の通り道です。
実際に食べ物を消化したり吸収したりする現場です。ここに病気がおこると、腹痛、吐き気、下痢、便秘などが生じます。
主な病気は、潰瘍、癌などです。
最近、胃炎、胃潰瘍、胃癌の原因として、ヘリコバクター・ピロリ菌の重要性が指摘されています。
当院では、抗ピロリ抗体(血液検査)、便中ピロリ抗原検査を行っております。抗生物質による除菌も可能です。
胸の痛みの原因として、心臓、肺の病気以外に、逆流性食道炎の可能性が考えられます。
薬の内服によって症状が劇的に改善する場合がありますので、ご相談ください。
2)肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓の病気
こちらは主に食べ物の消化吸収を助ける役割を果たしています。
消化 酵素や胆汁を作っている臓器です。
ここの病気では腹痛、吐き気など具体的な症状が出ない事もあります。
血液検査、超音波(エコー)検査などではじめて異常を指摘される事も少なくありません。
主な病気は肝炎、膵炎、胆石、各種の癌などです。
肝臓病の原因として、肝炎ウィルスは極めて重要です。
A型 ウィルスは、下痢発熱をともなって急性肝炎をおこしますが一過性です。
B型、C型ウィルスは、症状がなく慢性化するため要注意です。放置すると、肝硬変、肝癌などに進行し命に関わります。
血液検査で簡単に感染の有無を調べる事ができます。ご相談ください。
こんな症状がある方は受診してください
- 腹の痛み・胸の痛み
- 下痢、便秘・吐き気、嘔吐
- 食欲が低下している、食べてもすぐお腹が一杯になる
- やせる、体重減少
- 胃がもたれる、胸やけする、つかえ感がある、げっぷが多い
- 便秘と下痢が繰り返し起こる
- 黒い便が出る
- 便に血が混じる
疾患例
- 胃炎、胃潰瘍、胃癌
- 胃けいれん、腸けいれん
- 逆流生食道炎
- 過敏性腸症
- 胃腸炎(食中毒)、虫垂炎 、大腸憩室炎
- 胆石、胆のう炎、胆のうがん
- 膵炎、膵癌
- 肝炎(A型、B型、C型)、脂肪肝 、肝硬変
検査
- 採血、検尿、検便
- 超音波検査 (肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓)
- ピロリ菌検査 (血液中ピロリ抗体、便中抗原検査)
- 腫瘍マーカー(CEA、AFP、CA19-9など)