腎臓内科
血液中にたまった老廃物を集めて「尿」をつくり、体の外に排泄する 役割を果たしている臓器、それが『腎臓』です。
また、水分、塩分、カルシウムなどが過剰にならないように調節しながら、血圧の安定に重要な役割を果たしています。
心臓とともに循環器系の要となる臓器です。したがって、ここがやられますと、からだ中に老廃物が蓄積されて、様々な不都合が生じることになります。
腎臓障害が末期的な状態に陥ると、人工腎臓による「透析療法」などを受けて、機械的に老廃物を体外に排出する治療を受けるか、腎臓移植などを受けなければなりません。
原因は、慢性糸球体腎炎や糖尿病などですが、初期にはまったく自覚症状がありません。
健康診断の尿検査で蛋白尿、血尿を指摘されて発見されることがほとんどです。
放置しておくと、知らないうちに腎機能が悪化している場合があります。
腎機能は血液検査で測定する事ができますが、ある程度進行してしまうと治療が難しくなりますので、早期に発見し治療する事が重要です。
こんな症状がある方は受診してください
- 血尿・たんぱく尿などの尿検査の異常がみられる
- 手足、顔面のむくみがみられる
- 尿が出にくい、または出過ぎる
- 尿の色が異常である
- 腎臓の働きが悪いと言われた
- 尿酸値が高いと言われた
- ナトリウム、カリウム、カルシウム値の異常
疾患例
- 腎機能障害、急性腎不全、慢性腎不全
- 糸球体腎炎、lgA腎症、ネフローゼ症候群
- 痛風、高尿酸血症
- 尿管結石、腎結石
- 腎臓癌
- 膀胱炎、膀胱癌
- 前立腺肥大症、前立腺癌
- 低(高)ナトリウム血症、低(高)カリウム血症
検査
- 尿検査、蛋白尿定量、尿中アルブミン
- 血液検査(クレアチニン、尿素窒素、尿酸)
- エコー(腎臓、尿管、膀胱)